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Badger DAO(BADGER)とは?

BADGER初心者ガイド


Badger DAOは、分散型金融(DeFi)アプリケーションを通じてビットコインを担保として使用することのできる、分散自律型組織(DAO)です。 
 
2020年から2021前半にかけて、BTC合成デリバティブのかたちでイーサリアムネットワークにおいて使用されていた、推定1,000個のビットコインがDeFiの人気急騰による直接的な結果として、25万個以上に膨れ上がりました。DeFiがイーサリアムネットワークで最初に登場した頃、PolkadotSolanaといった他のブロックチェーンが人気を得ており、多くのDeFiプロジェクトの基本プラットフォームとなっていました。 

DeFiの導入が進むなか、Badgerが開発され、これらのさまざまなブロックチェーンネットワークのDeFiアプリケーションでビットコインを使う必要性が強まっているという状況に対応しました。 

Badgerの最初の商品であるSett Vaultsにより、ユーザーは合成BTC資産で利益で得られるようになっています。Badgerの2つめの商品であるDiggは、ビットコインのドル価格に連動して弾力的な供給が行われる暗号資産、DIGGトークンを管理するソフトウェアです。 
 
BADGERは、Badger DAO内でのプロトコルガバナンスとリワード分配に使用される、イーサリアムベースのトークンです。BADGERは当初、保有者がプロジェクトについての提案に投票できるようにすることだけを目的としていましたが、その後に用途が増え、現在ではSett Vaultsを管理する人々にリワードを配分するために使用されています。 

badgerdao BADGER

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DAOの開発者とは?

Badgerは2020年にクリス・ スパダフォーラ、アミール・ロシック、アルバート・カステラーナおよびアルバート・カバロスによって設立されました。DAOインフラストラクチャを構築するとき、BadgerのチームはDAO関連のソフトウェア制作を専門とする企業、dOrg,とコラボレートしました。 
 
他の成果としては、スパダフォーラはCrypto COVID19チャリティーポーカーを企画し、ロシックは複数の事業を立ち上げてBlockgeeks.comの共同創業者となり、カステラーナはStakeHoundの共同創業者となっています。スパダフォーラとロシックは現在、Badgerの経営チームに参加していしており、カステラーナとカバロスはプロジェクトの顧問を務めています。

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Badger DAOはどのように機能しますか?


Badgerは主としてDAOとして機能します。そのガバナンストークンであるBADGERを保有している人は誰でも、コミュニティのメンバーが示す提案に投票することができます。BADGERをたくさん持てば持つほど、ユーザーの議決権が強まり、コミュニティから十分な数の投票を得た提案はプラットフォーム上で効力を有するようになります。
 
Badgerはそのプラットフォームに複数のDeFi商品を組み込み、ブロックチェーン全体でビットコインを利用可能な資産にしています。開発チームは、Yearn、 RenおよびCurveといった他のDeFiプロジェクトと提携し、これらの商品を世に送り出しています。
 

SETT


Sett Vaultととも呼ばれているSETTはトークンプールで、これを使ってユーザーは、自身のトークン化されたビットコインをロックし、スマートコントラクトに自身の保有資産を管理させ、利益を生み出すことができます。言い換えれば、SETTは、Badger版の自動化DeFiアグリゲーターです。
 
ユーザーはSETTにトークンを預けると、その代わりにbトークンを受け取ります。例えば、ユーザーがSett VaultにBADGERを預けた場合、その代わりとしてbBADGERを受け取ります。これらのbトークンは利付きで、SETTにある資産のなかでのユーザーの持分を示し、さまざまなDeFiアプリケーションに担保して使用することができます。SETTに預け入れをした人は誰でも、BADGERトークンとともに、(個別のSETTに設定されているパラメータにもとづき)適切なトークンで支払われた利益を受け取ります。その後、bトークンは他の収益(手数料を引いたもの)とともに、元の資産とに引き換えることができます。

DIGG


DIGGは分散型の「伸縮性のある供給の」暗号資産で、ビットコインの価格に連動しています。 

Diggのソフトウェアは、ビットコインの価格変動に応じて流通供給量の緩和または引き締めを行うことで、DIGG暗号資産の供給量をプログラムによって調整します。

DIGGの需要が増えている場合、それぞれのトークンが1BTCの価格を超えることがあるかもしれませんので、DiggプロトコルはDIGGの供給量を自動的に増やし、BTCのマーケット価格に見合うに価格を引き下げます。需要が停滞している場合、DiggプロトコルはDIGGの供給量を自動的に減らし、逆の効果を生み出します。プログラムによって供給量を調節して資産の価格を変動させるプロセスは、「リベーシング」と呼ばれ、DIGGトークンを保有しているすべてのウォレットに適用されます。.

DIGGの供給量が「弾力的に」変動を続けていると、DIGGの総供給量に対するトークン保有者の比率は安定し続けます。言い換えると、リベーシングが起こる前にすべてのDIGGトークンの1%を保有しているとすると、リベーシング後も同じ比率を保有することになります。

DIGGは他のトークンと同じようにDeFiプロトコルで使うことができ、SETTに預け入れ、保有者への利益を生成させることもできます。
 

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なぜBADGERに価値があるのか?

他の暗号資産と同じように、BADGERの価値はBadgerプラットフォーム内のトークノミクスと利用性の両方の影響を受けます。
 
BADGERはもともとBadger DAOのガバナンストークンとして考案され、その後に機能を拡張させ、Badgerエコシステム内でより多くの機能を持つようになっています。そのような機能には、投票権、指定するSett VaultでのステーキングおよびBADGER-WBTCプールでの流動性提供に対するリワードが含まれています。 

BADGERの総供給量はビットコインの総供給量に連動しており、ソフトウェアのルールにより、BADGERトークンの数が2,100万個を越えることはありません。BADGERの総供給量がすべて流通したあとでは、トークンがそれ以上作成されることはありません。

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BADGERを利用する理由

Badger DAOは、世界最初の暗号資産がDeFi世界の一翼を担うようになるのに貢献しました。暗号資産の愛好者も投資をたまに行う人も同じように、ビットコインDeFiのエコシステムをできるだけ充実した、完璧な状態にするというBadgerの目標に価値を見出すかもしれません。
 
Badgerは自身のソリューションを実行可能にし、商品の継続的な改良を目指している、コラボレーティブかつ活動的なコミュニティを想定してDAO構造を組織しました。
 
このBadgerコミュニティへの参加を望むユーザーは、システム統治を目的としているBADGERを入手したいと思うかもしれません。Badgerの多様なDeFi機能を活用したいと思う人は、担保としてステーキングし、イールドファーミング戦略で使用するためにBADGERを所有することに価値を見出すかもしれません。

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BADGERを購入してみる


それでは次のステップに進み、Badger DAOトークンを購入してみましょう。

 

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