Genshiroとは?
Genshiro(GENS)について
Genshiroは、Kusamaブロックチェーン上に構築された、多様性に満ちた分散型金融(DeFi)プラットフォームです。
Genshiroは、融資、合成資産、信用取引および分散型取引所(DEX)といった、DeFi世界のさまざまな機能と商品を単一のプラットフォームに集約させます。Genshiroはクロスチェーンの相互運用も可能にし、ブロックチェーンネットワークのブリッジとなり、複数通貨のDeFiツールを使用する機会を生み出します。
Genshiroのチームは、Polkadotネットワーク上にEquilibriumと呼ばれる、類似のプラットフォームのリリースも行っています。Genshiroは、Equilibriumの「カナリアネットワーク」となることを目指しています。これは、新しいプログラムはEquilibriumで稼働されて初めて伝送およびテストされるという意味です。
GENSは、Genshiroエコシステムで使用される暗号資産で、これによって、ユーザーはプラットフォームのガバナンスへの協力、取引に対する支払いとともに、資金を借りたときの金利の支払い、および暗号資産の貸し出しまたは流動性提供に対するリワードの受け取りができるようになります。
Genshiroの開発者とは
Genshiroの創業者兼CEOは、エンジニアリングおよび応用数学の世界でさまざまな役割を果たしてきた、アレックス・メリコフです。現在の地位に就くまで、メリコフは2016年にChangelly暗号資産取引所を創設しています。
もともとメリコフと彼のチームは、イーサリアムブロックチェーン上で機能するEquilibriumの開発者でした。しかし、このチームはEOSIOに移籍し、EOSベースの最初の分散型ステーブルコインである、EOSDTをローンチしました。Polkadotに移籍したのは、自身のプラットフォーム機能の機能性と拡張性を向上させるためであり、その結果として、現在のモデルのEquilibriumとGenshiroが生まれました。
プロジェクトに資金を供給するために、GenshiroはRaribleに猫をテーマにしたNFTコレクションをローンチし、310 ETHを調達しました。さらに、KSM保有者を対象とした、パラチェーンオークションをローンチしました。さらに、Genshiroのチームは、KR1やBlock Dream Fundといった著名なビンチャーキャピタルから資金提供を受けています。
Genshiroの仕組み
Genshiroにより、トークン、ステーブルコインおよび金融デリバティブなどの合成資産といった、さまざま暗号資産を使った取引が可能になります。Genshiroのエコシステムでは、ユーザーの主な役割が主として4つあります。
- 貸し手は融資プールに自身の暗号資産をステーキングし、暗号資産でリワードを得ます。
- 借り手は、自身の融資において、あらかじめ決められた金利で融資プールから資金を借ります。
- 保証人は、借り手がローンで債務不履行になった場合の清算のリスクを引き受けることで、返済を保証します。その代わりとして保証人は追加のプレミアムを受け取ります。
- トレーダーは、GenshiroのDEXを通じて暗号資産を取引します。信用取引を行うトレーダーも借り手となります。
Genshiroは、保証人を使ってプラットフォーム上での流動性を保証するという、ユニークなアプローチをとっています。保証人は清算のリスクを軽減させ、融資プールに貸し手が預け入れた資金を保護します。
さらに、Genshiroのクロスチェーンの相互運用性により、ユーザーは、あつれきがほとんど、あるいはまったくない状態でさまざまなブロックチェーン間で資金を移動させることができます。
なぜGENSに価値があるのでしょうか?
Genshiroのエコシステムへの参加を望む人は、最初に一定量のGENを入手しなければなりません。
GENSはガバナンストークンで、これによって保有者はネットワークの将来に関する決定に投票することができます。取引のときの取引手数料の支払い、資金を借りたときの金利の支払い、ならびに援助および担保の流動性確保に使用されます。さらに、リワードはGENSトークンのかたちで、GENSトークンをステーキングする人、あるいは融資プールに流動性をもたらした人に分配されます。
他の多くの暗号資産と同様、GENSトークンの供給量は制限されています。ソフトウェアのルールに従い、流通するGENSトークンの数は12億個のみとなります。