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Kusamaとは?(KSM)

KSM初心者ガイド


KusamaはPolkadot向けのパブリックなプリプロダクション環境であり、このネットワーク上で新しいブロックチェーンやアプリケーションをリリースする前に、開発者はそれらを実験およびテストできます。

このように、Kusamaは初期バージョンのPolkadotプロジェクトをテストしようとする開発者向けのサンドボックスとして機能すると言えますが、使用されるのは、オープン市場で取引される本物の暗号資産です。 

Polkadotの公式のアップグレードも、リリース前にKusamaでテストされています。

テストの円滑化が主なユースケースであるため、Kusamaでは開発者がPolkadotプロジェクトの設計を完成させるときに、さらなる柔軟性を提供することを目指します。次に、Kusamaが提供する規則はPolkadotよりも緩く、ガバナンスパラメータもそれほど厳しくありません。

それ以外の点で、KusamaはPolkadotの主要な設計機能のほとんどを模倣しています。例えば、Kusamaでは2種類のブロックチェーンが使用されます。1つは、リレーチェーンと呼ばれるメインネットワークで、トランザクションは永続的です。もう1つは、ユーザーが生成したネットワークで、パラチェーンと呼ばれます。 

パラチェーンは、あらゆる用途に合わせてカスタマイズ可能で、セキュリティのためにメインリレーチェーンが活用される場合があります。 

Kusamaでプロジェクトを開始することの潜在的なメリットは、正式な開始前に、Polkadotプロジェクトによりユーザーベースが構築され、コミュニティ内での影響力が得られることです。

プロジェクトの現在の開発状況を常に把握したい方は、Kusamaの公式プロジェクトブログにアクセスして、最新情報をご確認ください。

what is kusama ksm


「Kusamaの創始者とは?」

Kusamaは、PolkadotのクリエイターであるGavin Wood(イーサリアムの共同創業者)、Peter Czaban、およびRobert Habermeierにより2016年に設立されました。 

Woodの経歴は、イーサリアム上で分散型アプリケーション(DApp)を記述するために開発者が使用する言語、Solidityを開発したことで有名です。また、Ethereum Foundationの初代CTOでもあり、かつてはMicrosoftのリサーチサイエンティストを務めていました。 

2015年、WoodはParity Technologiesという企業を設立しました。同社では、パラチェーンを作成したいKusamaの開発者が使用するソフトウェア開発フレームワーク「Substrate」を管理しています。 

さらにWoodは、Polkadotのトークンセールスを行った非営利団体Web3 Foundationの会長でもあり、投資家から調達した資金は約2億ドルに上ります。 

Kusamaの仕組み


Kusamaネットワークでは、2種類のブロックチェーンを作成できます。 

  • リレーチェーン – Kusamaのメインブロックチェーンです。このネットワークでトランザクションが完了します。リレーチェーンでは、さらに高速化させるために、トランザクションの新規追加と、これらの検証作業が分離されています。 
  • パラチェーン – パラチェーンは、リレーチェーンのコンピューティングリソースを使用してトランザクションが正確であることを確認するカスタムブロックチェーンです。 

リレーチェーン

システムの状況に合わせてネットワークを維持するために、Kusamaリレーチェーンでは、NPoS(ノミネーテッド・プルーフ・オブ・ステーク)と呼ばれる多様なPoS(プルーフ・オブ・ステーク)コンセンサスが使用されています。

このシステムでは、KSMをステーキングするすべてのユーザーが、専用のコントラクトに暗号資産をロックして、運用に必要な下記ロール(1つまたは複数)を実行できます。 

  • バリデータ – パラチェーンブロックのデータを検証します。また、コンセンサスに参加したり、ネットワークに提案された変更について投票したりします。
  • ノミネータ – 信頼できるバリデータを選択して、リレーチェーンを保護します。ノミネータは、ステーキングされているKSMトークンをバリデータに委任し、バリデータに投票を割り当てます。

 

また、KSMをステーキングしたり、これらのロールを遂行したりするユーザーには、KSMリワードを受け取る資格もあります。

Kusamaガバナンス 

ソフトウェア開発に影響を及ぼすことができるKusamaユーザーは、3タイプに分かれます。 

次のタイプがあります。

  • Referendum Chamber(レファレンダム) – KSMトークンの購入者は誰でも、ネットワークの変更を提案したり、他者が提案する重要な変更を承認または拒否したりできます。 
  • Council(審議会)― KSM保有者により選出されたCouncilメンバーは、変更を提案したり、KSM保有者が提案したものの中からどの変更をソフトウェアに加えるかを決定したりする責任を担います。KusamaのCouncilは当初7議席でしたが、コミュニティの関心が高まりつつあり、議席数を増やす方向です
  • Technical Committee(技術委員会)― Kusamaを積極的に構築できるチームから成るグループです。このグループは緊急時に特別な提案を行うことができます。Technical Committeeメンバーは、Councilメンバーの投票で決まります。

KusamaとPolkadotの違い

KusamaはPolkadotブロックチェーンの「Canary Network」としてブランド化されています。つまり、Polkadotで立ち上げる前に、未監査で使用可能なコードの早期リリースが実現します。 

この2つのネットワーク間の最も重要な違いは、ガバナンスシステムのスピードです。Kusamaでは、レファレンダムでの投票に7日かかり、投票後の変更の実施には8日かかります。これに対し、Polkadotでは、それぞれに1ヶ月かかります。

次に、Kusamaでは、バリデータになるのがかなり簡単です。最小ステーキング要件が、Pokadotよりも緩いからです。

なお、Kusamaはテスト向けのブロックチェーンであり、ネットワーク速度を上げるために、安定性やセキュリティは期待できないことに留意することが重要です。


なぜKSMに価値があるのか?

KSM暗号資産は、Kusamaネットワークの維持と運用において重要な役割を果たします。

KSMを所有し、ステーキングすることで、ユーザーはネットワークのアップグレードに投票できるようになります。投票権は、ステーキングするKSM暗号資産の額に比例して強くなります。 

Kusamaでは、これらのユーザーは、ステーキングしているトークン数に基づき新たにミントしたKSMでリワードを獲得し、バリデータやノミネータもリワードを受け取ることができます。

ただし、特に投資家の方は、KSMの供給には上限がないことに注意してください。むしろ、事前に決められたインフレ率で、新しいKSMトークンが永続的にリリースされることが予想されます。
 


KSMを使用すべき理由

ユーザーは、Polkadotネットワークに提供されるプリプロダクション機能や、2つのブロックチェーン間の相互運用性を促進する点において、Kusamaに魅力を感じるかもしれません。 

また、プロジェクトでは、KusamaとPolkadotの両方でパラチェーンを維持できるので、Polkadotのパラチェーンをアップグレードする前に、Kusamaのパラチェーンで新しい機能を実験およびテストできます。 

一部のプロジェクトでは、オープンソースプロジェクトにリンクさせて開発者に有償で機会を提供するプラットフォーム「Gitcoin」と、分散型取引所のプラットフォーム「0x」の両方のネットワークにパラチェーンが導入されています。 

アプリケーションの基盤として機能するPolkadotのエコシステムやブロックチェーンに将来性があると考える投資家は、KSMをポートフォリオに追加したいと思うかもしれません。 
 

Kusamaを購入してみる


それでは次のステップに進み、KSMを購入してみましょう。