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Perpetual Protocolとは?(PERP)

Perpetual Protocol(PERP)の説明


Perpetual Protocolは、ユーザーがデリバティブ契約を売買できる取引所を運営する分散コンピューターネットワークの円滑化を図るソフトウェアです。

Perpetual Protocolは金融仲介業者が不要で、書かれたコードによってこのサービスを可能にするDeFiプロジェクトです。さらに、Perpetual Protocolは、単純に、デリバティブ市場の提供サービスを伝達して複製するために構成された、Ethereumブロックチェーン上で動作するプログラム(スマートコントラクト)の集合体です。

つまり、Perpetual Protocolのユーザーは、取引を実行する特定の組織や個人の集まりを信頼する必要はなく、書かれたとおりに実行されるコードを信頼するだけでよいのです。

Perpetual Protocolは、人気の分散型取引所Uniswapと合成資産プラットフォームSynthetixによって触発されました。しかし、Perpetual Protocolは現物取引のためのものでも実世界の資産へのエクスポージャーを得るためのものでもなく、取引の円滑化、ショートポジション、および低レベルのスリッページのために設計されています。

その達成のため、Perpetual Protocolでは仮想自動マーケットメイカー(vAMM)と担保化ヴォルトを含むプロセスを使用します。この構造は、取引を決済し、無期限契約のような複雑な金融商品を誰でも利用できるようにするように設計されています。

無期限契約は、先物取引と同様ですが有効期限のないデリバティブであることに注意が必要です。旧来の市場では、先物取引により、原資産が(現物または現金同等物で)放出される指定日まで、その資産の思惑買いが可能でした。それに対して、無期限契約は、原資産が放出されずトレーダーがポジションの維持のため規定の手数料を支払う場合、無期限契約は永続的に有効です。 

さらに、Perpetual Protocolのネイティブ暗号資産PERPは、ステーキングとガバナンスに使用されます。さらに詳細に述べると、PERPトークンはマーケットプレイスのセキュリティを保護し、プロジェクトの将来の方向性に影響を及ぼすために使用されます。

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Perpetual Protocolの開発者とは?"

台湾で生まれたPerpetual Protocolは、創始者のエンメン・フェンとシャオカンによって率いられています。このプロジェクトは、旧名を「Strike」といい、2018年に開始されました。2020年12月に新しい通称で、メインネットをローンチしました。 

PERPの最大供給量1億5,000万枚の25%近くと交換に、合計1,065万ドルを調達しました。さらに、このトークンの開発チームとアドバイザーは、トークンの創設イベントにおいて供給量(3,600万枚)の21%を留保しました。

このプロジェクトは、当初、625万PERPを放出する新規事業開始ラウンドで、投資ファンドによる資金供給を受けました。2020年8月、プロジェクトは、Alameda ResearchやThree Arrows CapitalなどとともにMulticoin Capitalが主導した非公開ラウンドで2,250万PERPを分配しました。プロジェクトは、その翌月、Balancerでの流動性マイニングキャンペーンを通じて正式にローンチされ、ブートストラッププールに750万PERPを放出しました。 

Perpetual Protocolはプロトコルのガバナンスをコミュニティに移行することを計画していますが、現在はプロジェクトの初期段階にあるため、プロトコルはコア開発チームが管理しています。

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Perpetual Protocolの仕組み


Perpetual Protocolは、無期限契約の売買が、従来の取引所と同じようにスムーズに進むように設計された分散型取引所です。

このプロトコルでは、その実現のため、資産価格の決定に数学的機能を利用して複数の資産の交換を円滑化する技術である自動マーケットメイカー(AMM)の新しいバージョンを作り出しています。他のプロトコルによるこの技術の実装方法については、UniswapBalancer、またはCurveを参照してください。

 

仮想自動マーケットメイカー(vAMM)


最もよく見られるAMMセットアップでは、ユーザーは特定の取引ペアを表す流動性プールに資産を入庫します。プール内の資産に対する取引を行うユーザーは、次に、プールへの拠出額に基づいて手数料を支払い、それがすべての流動性供給者に分配されます。このセットアップでは、関係するDeFiプロトコルプロバイダーとトレーダーがともに各ペアの価格を決定して実際の資産の交換を円滑化します。

これとは対照的に、Perpetual ProtocolのvAMMは、現物取引用ではなく価格発見専用に設計されています。vAMMは、Uniswapのような他のDeFiプロジェクトと同様の数学的機能を使用するのですが、vAMM内には実際の暗号資産は保管されていません。これが、「仮想」自動マーケットメイカーと呼ばれる理由です。

実際には、Perpetual Protocolはスマートコントラクトのままで、ロング取引とショート取引の両方を活用できる「手形交換所」や「担保化ヴォルト」として働きます。手形交換所は、トレーダーの頭金を受け入れ、そのポジションの性質(証拠金の額、方向、およびレバレッジの量)を記録します。手形交換所はその後、頭金を「担保化ヴォルト」に送って取引ポジションのバックストップと安全確保を助け、vAMMに価格を更新するよう通知します。

使用可能なさまざまな市場の選択のプロセスを将来はDAO(分散自律型組織)が実施することをトレーダーが予期しているにもかかわらず、Perpetual Protocolチームが自ら選択したのは注目すべきことかもしれません。

 

保険ファンド


流動化プロセスでの損失、またはトレーダーがポジション支払いに資金を供給できないことによる損失のいずれかから予想できない損失が生じた場合、保険ファンドが第1の防衛線になります。このファンドには取引手数料の50%が入庫されるため、プロトコルの使用に応じて資金が増加します。 

保険ファンドの資金が枯渇しつつある場合は、システムの支払い能力を守るため、新規にPERPをミントしてヴォルトに担保として売却するスマートコントラクトが起動されます。

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なぜPERPに価値があるのでしょうか?

Perpetual Protocolの暗号資産PERPは、ネットワークの維持と運用において不可欠の役割を果たします。

PERPを保有するユーザーは、プロジェクトの開発を先に進め、エコシステムを改善する提案に投票することによって、将来のプロトコルの管理に関与します。

一方、PERPをステークしているユーザーは、未割り当てか新規ミントの供給量またはその両方に加えて、プロトコルの取引手数料(USDC建て)の50%からリワードを受け取ります。

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PERPを利用する理由

Perpetual Protocolは、中央集権的取引所の外で無期限契約へのアクセスを提供する能力を持つことから、トレーダーにとって魅力的である可能性があります。

また、Perpetual Protocolが提供するプールと、他の市場が提供するプールの間の鞘取りの可能性を見分けることができる方なら、Perpetual Protocolは有用なものでしょう。 

暗号資産の分散取引が将来的に人気を集めると考えているユーザーも、PERPに投資することがありえます。

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Perpetual Protocolを購入する


それでは次のステップに進み、PERPを購入してみましょう。

 

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