Raribleとは何でしょうか?(RARI)
初心者ガイド
Raribleはデジタルアーティストやクリエイターが、自分のデジタル作品の所有権を表すカスタム暗号資産を発行し、販売できるようにするソフトウェアです。
注目すべきことは、Raribleが、こうした資産のマーケットプレイスであると同時に、仲介者なしの取引を可能にするEthereum上の分散ネットワークでもあることです。
クリエイターがRaribleで生成するトークンは、NFT(ノンファンジブル・トークン)と呼ばれます。各NFTは唯一無二のもので、Bitcoin(またはその他の通貨単位)とは異なり、交換性がありません。「代替可能性」として知られるこの特性が、Rarible上のトークンが「ノンファンジブル」と呼ばれる理由です。
NFTの最初のものとして最も有名な例がCryptoKittiesで、仮想の猫を売買できるゲームです。このゲームではNFTが相互に「交配」して、NFTに表示される別の特質を持つ新しい猫を作成することもあります。
しかし、Raribleは、NFTの仮想猫を超える成長の証です。Raribleのマーケットプレイスで見られるNFTの例には、デジタルアートワーク、ミーム、さらには仮想土地の区画などがあります。
プラットフォームの中心となるのは、Rarible社の暗号資産RARIです。RARIトークンを所有するユーザーは、プラットフォームに影響を与える提案への投票、クリエイターのモデレート、注目のアートワークのキュレートができます。
NFTについて詳しく知りたい場合は、クラーケンの学習センターにある「NFT(ノンファンジブル・トークン)とは何でしょうか?」ページを参照してください。
Raribleの創始者は誰でしょうか?
Rarible社は、アレックス・サルニコフとアレクセイ・ファリンによって設立され、モスクワに拠点を置く企業です。サルニコフは2013年以来暗号資産業界で働いていますが、LinkedInのプロフィールに拠れば、ファリンは以前、チャットプラットフォームで使用できるデジタルステッカーのマーケットプレイスを共同で設立したことがあります。
2020年、Raribleはニューヨークに本社を置くベンチャーキャピタル企業CoinFund社から第1回の資金調達を受けました。同社は、NFTの成長に非常に強い自信を持っている企業の1つです。
同社は、NFTはデジタルコンテンツ所有の新形態であり、デジタルコンテンツは今後数年で巨大な市場になると主張しています。
Raribleはどのように働くのでしょうか?
Raribleは売り手(通常はデジタルアーティスト、モデルリエイター、ミーム製作者などのコンテンツクリエイター)と、作品の購入を希望する買い手を結びつけることを目的とした市場です。
作品をNFTに変えるには、まずRaribleのソフトウェアを使用してトークンを「ミント」する必要があります。そのためには、Webサイトのフォームに記入し、その作品を表す画像や表示価格などのデータを添付します。
次に、RaribleプラットフォームがEthereumブロックチェーン上にトークンを新規作成します。Ethereum上の他のトークンと同様に、Raribleのソフトウェアを使用してウォレット間でNFTを転送できます。
Raribleは、Ethereumブロックチェーンを利用して、NFTのコード内にその所有者と取引の全履歴を埋め込みます。注目すべきことは、取引成立時、買い手と売り手の双方が、Raribleネットワークへの手数料を支払う必要があることです。
使用料の支払い
NFTの興味深い特徴の1つは、使用料、すなわちこれらの資産内の将来のキャッシュフローに対する権利を、プログラムできることです。これは、Raribleのクリエイターが将来の売上に占める割合を設定し、トークンの発行によってその自動回収ができるということを意味します。
これは、従来のコンテンツプラットフォームとは異なり、NFTを使用料の即時支払いのために設計できるため、クリエイターをこの技術に引きつける大きな特徴です。
たとえば、デジタルアートの作品に10%の使用料が課されている場合、クリエイターはその作品の結果的な売上の10%を受け取ることになります
なぜRARIに価値があるのでしょうか?
Raribleのネイティブ暗号資産RARIは、プラットフォームの維持と運用において重要な役割を果たします。
具体的には、RARIを所有することで、ユーザーは規則を変更する提案の提出と投票ができます。この投票には、料金変更、料金の使用方法、クリエイター・プロモーションの管理規則についてのものが含まれます。
RARIによる投票には拘束力がないのですが、Rarible社がユーザーの決定を受け入れて実行する必要があることに留意することが重要です。しかし、Rarible社の最終目標は、Rarible DAOと呼ばれるユーザーが制御するソフトウェアをベースとするシステムに支配権を移転することです。
他の多くの暗号資産と同様に、RARIトークンの供給量は制限されており、ソフトウェアの規則によれば、最大数量は2,500万RARIです。
注目すべきことは、全トークンの60%がRaribleユーザー用に予約されており、ネットワーク運用の最初の4年間に買い手と売り手に分配されることです。これらのトークンは、Raribleの市場での前週の販売分と購入分について、売り手と買い手の双方に毎週配布されます。
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RARIを使用すべき理由
現在のデジタルコンテンツがNFTによって破綻し、Raribleのマーケットプレイスがこうした取引の主要な場所になる可能性があると考えるのなら、RARIを使用する必要があります。
また、投資家が、PARIを成長するNFTとデジタルコンテンツ市場に参入する方法と見なしている場合、あるいはNFTマーケットプレイスを代表する企業の発展の仕方について意見を述べたいと考えている場合に、RARIの購入に関心を持つことがあるかもしれません。