スワイプとは?(SXP)
初心者ガイド
スワイプは、他の暗号資産とは異なり、単に分散型ネットワークを基盤とするプロトコルであるだけではありません。
スワイプは、ソフトウェアであると同時にデジタルウォレットエコシステムでもあり、ともにユーザーが物理的場所とデジタルの場所で現金と暗号資産を使って買うことができるように設計されています。
スワイプウォレットは営利企業の製品として、VISAのデビットカードやスマートフォンのアプリに接続でき、従来からのモバイルウォレットでおなじみのエクスペリエンスを提供します。これには、無料のSpotifyアカウントに加えて、ビットコインでの最大8%のキャッシュバックを受け取る権利など、カスタマイズされたカード保持者向け特典が含まれます。
しかし、スワイプウォレットの拡張には、そのカスタム暗号資産SXPの統合によってのみ可能となる多数の新機能が必要です。
たとえば、スワイプはそのデビットカードに手数料を請求しません。ユーザーは、その代わりに、SXPトークンをステーキングして、追加特典のあるデビットカードにアクセスします。ユーザーがスワイプネットワークの専用コントラクトにロックするSXPトークンが多いほど、受け取る特典も多くなります。
ユーザーは、3万SXP以上をステーキングすることによって、無料のNetflixアカウントとSpotifyアカウントとともに、8%のキャッシュバックをビットコインで受け取ることのできる特別なデビットカードにアップグレードできます。
スワイプは、預金口座、クレジットカード、それに商用支払処理サービスといった追加のサービスに取り組んでいることを表明しています。スワイプチームからの最新情報を定期的に受け取るには、スワイプブログをブックマークしてください。
スワイプの開発者とは?
スワイプは、ホセリンド・リザロンドによって設立され、ロンドンに本社を置く営利企業ですが、米国、エストニア、およびフィリピンでも運営されています。
一連の非公開および公開のトークン販売において、約2,400万ドルの資金を調達しています。この資金調達活動で約6,000万SXPが販売されましたが、これはこのトークンの初期供給量の20%にあたります。
2020年、スワイプは暗号資産取引所のBinanceに買収されました。スワイプのプラットフォームは、現在、物理的な場所での暗号資産の使用を可能にするデビットカード、Binance Cardのサポートに使用されています。
スワイプの仕組みは?
スワイプネットワークは、ユーザーに代わって暗号資産を保管して多くの恩恵をもたらすために、イーサリアムブロックチェーンを使用しています。
しかし、このプラットフォームは、在来型の支払プラットフォームとの互換性があるオフチェーンのAPIとしても動作するため、たとえば商店への支払といった機能も持ちます。
スワイプウォレット
スワイプの機能を利用したい人は誰でも、スワイプウォレットで実行できます。
このデジタルウォレットアプリケーションによって、ユーザーは現金を預け入れてスワイプが提供する30種あまりの暗号資産を直接購入できます。さらに、このウォレットは、暗号資産を管理したり、ある暗号資産を別の暗号資産に替えたりするためにも使用できます。
スワイプエコシステムの中心は、ユーザーがスワイプカードを商店への支払いに使用できる能力です。この場合、ネットワークのスマートコントラクトが、ウォレットに保存されている暗号資産を、購入場所の商店での支払いに必要な現金に自動的に替えます。
ユーザーは、ウォレットアプリケーションを通じてカードを管理し、カードのアップグレードに必要な数量のSXPをステーキングすることができます。
なぜSXPに価値があるのか?
SXP暗号資産は、スワイプネットワークの維持と運用の中心で、スワイプエコシステム内の各種サービスへの支払に使用できます。
なによりもまず、SXPはSXPネットワークでの取引手数料の支払いに使用されます。この手数料の80%が、ネットワークのスマートコントラクトによって「バーン」されるか循環から排除されるという点に注意が必要です。
SXPトークンの供給量はソフトウェアのルールによって制限されており、最大で3億トークンしか発行できません。
そうは言っても、月間200万SXP以上がプロトコルによって発行されており、そのうちの一部が、ネットワークの運営に寄与したユーザーにステーキングリワード(ステーキングに対する報酬)として分配されます。残る供給量は、スワイプ社に発行され、スワイプチームと開発者への精算に使用されます。
SXPトークン供給量は予定に従って削減されるため、使用可能なSXPの総量は、時間とともに残量1億枚まで減少すると予想されています。
SXPのステーキング
ユーザーは、スワイプエコシステム内の各種機能にアクセスするために、SXPをステーキングすることができます。ユーザーは、SXPの所有とステーキングによって、リワード分配や取引手数料などさまざまな変更について、ネットワークルールへの投票権を得ます。
ユーザーは、1,000SXP以上を預けることで、ネットワークのガバナンスに参加できます。また、30万SXPより多くステーキングしているユーザーは、スワイプネットワークの変更を提案できます。
また、SXPをステーキングしたユーザーは、毎日リリースされる2万SXPからの取り分を獲得できます。ただし、この数量は、ユーザーの投票によって変動することがあります。
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SXPを使用すべき理由
デビットカードやモバイルアプリによる暗号資産へのアクセスは、利便性とスピードゆえに人気を得るだろうと信じる投資家なら、スワイプに関心を持つことでしょう。
よりよいリワードを得られるようにするには特定の量のSXPが必要なため、クライアントは、デビットカードティアのどれかで、自分の利益に基づいてSXPを購入することが必要になるでしょう。