Wavesとは?(WAVES)
初心者ガイド
Wavesブロックチェーンは、ユーザーがカスタム暗号トークンを作成してローンチできるように設計されています。
Wavesでは、暗号トークンの作成と取引に大規模なスマートコントラクトプログラミングを行う必要はありません。その代わり、Wavesブロックチェーン上のユーザーアカウントで実行されるスクリプトを使用して、トークンを作成および管理できます。
基になる考えは、新しいトークン(およびそれらを制御するアプリケーション)の開発は、従来のWebアプリケーションのローンチと大きく異なるものであるべきではないというものです。
その一環として、プログラムとアプリケーションはトランザクションの添付ファイルとして実行され、新しい資産には一意の識別子が与えられます。スクリプトを添付できるのは、資産の作成時のみです。
これらの資産は、Wavesエコシステム内で取引されるように設計されています。Wavesエコシステムには、Wavesブロックチェーン上で作成されたトークンと他のWAVESトークンとの間の取引を容易にするために、独自の分散型取引所(Waves.Exchange)が組み込まれています。
2018年、WavesチームはWaves MainNetにスマートコントラクト機能を追加し、サードパーティが分散型アプリケーション(DApp)を構築できるようにしました。さらに2019年には、Wavesを支えるチームによって、ネットワークの法人向けバージョンであるWaves Enterpriseをリリースしました。
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Wavesの創始者とは?
Wavesブロックチェーンは、2016年に起業家Sasha Ivanovによって創設されました。
その時Ivanovは、モスクワに本社を置く営利企業、Waves Platform AGを設立しました。同社は、新しいブロックチェーンネットワークの構築を推進し、資金を提供することを目的としていました。
Wavesチームは2016年4月にWAVES暗号資産のイニシャル・コイン・オファリング(ICO)を行い、2,200万ドル相当(~30,000 BTC)を調達しました。
その後すぐ、2016年第3四半期にWavesブロックチェーンがローンチされました。
Wavesの仕組み
Wavesブロックチェーンでは、フルノードと軽量ノードという2種類のノードでソフトウェアを実行できます。
フルノードはトランザクションの完全な履歴を保持しますが、軽量ノードはネットワーク内におけるトランザクションの確認とやり取りをフルノードに依存します。
分散ネットワークの同期を維持するために、Wavesは、リースド・プルーフ・オブ・ステーク(LPOS)と呼ばれるプルーフ・オブ・ステーク(POS)コンセンサスメカニズムのバリエーションを使用します。
Waves LPoSブロックチェーン
従来のプルーフ・オブ・ステークモデルでは、トークンのロックアップを選択したノードは、ブロックチェーンにブロックを追加する資格を得ます。一般的には、ノードが特別なコントラクトでロックしたコインの量に応じて、ノードがブロックを追加できる可能性が高くなったり低くなったりします。
LPoSでは、ノードが自己の残高をフルノードにリースするオプションもあります。
つまり、フルノードが次のブロックを生成するノードとして選択され報酬を受ける場合、その選択されたノードにトークンをリースする各ノードは、支払いの一定割合を得ることができます。
Waves-NG
次のブロックを生成する権利を得るノードは、Waves-NGと呼ばれるプロトコルによって決定されます。このプロトコルは、もともとビットコイン(BTC)に対して提案された(しかし拒否された)アイデアを修正したものです。
Waves-NGは、Waves ブロックチェーンを「キーブロック」と「マイクロブロック」という2種類のブロックに分割します。キーブロックは、ランダムに選択されたプルーフ・オブ・ステークマイナーによって生成されます。このブロック内の公開キーは、トランザクションを含む多数のマイクロブロックを生成するために他のノードが使用します。
スマート資産
Wavesブロックチェーンの中心にあるのは、Wavesネイティブのプログラミング言語であるRideで記述されたスクリプトが添付された「スマート資産」トークンを作成する機能です。スクリプトを添付することで、どのトークンにも機能を与えることができます。スクリプトの実行には0.004 WAVESのコストがかかります。
Wavesでは、プログラミング経験が一切ないユーザーでもトークンを発行できるため、トークンとその後の転送は、トランザクションに追加された添付ファイルとして実行されます。
ブロックチェーン上に拡張機能としてインストールされるプラグインを介して、さまざまなトランザクションタイプが導入されます。
なぜWAVESに価値があるのか?
WAVES暗号資産は、Wavesネットワークの維持と運用において重要な役割を果たします。
WAVESは、カスタムトークンの作成とトランザクション手数料の支払いに使用されます。さらに、WAVESトークンの供給量は制限されており、1億WAVESを超えることはありません。
WAVES暗号資産の所有によって、Wavesブロックチェーンに新しいブロックを追加するユーザーと、トランザクション手数料の一部を獲得するユーザーが決まります。
フルノードになりたいユーザーは、1,000 WAVES以上の残高が必要です。Wavesでは、マイニングに参加できるほど多くのトークンを持っていないユーザーでも、ノードをリースすることでマイニングに参加できますが、リースには0.002 WAVESのコストがかかります。
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Wavesを使用する理由
Wavesブロックチェーンは、カスタムトークンのローンチや暗号資産プロジェクトのクラウドファンディングを検討している企業にとっては魅力的かもしれません。
同プラットフォーム上には、さまざまなプロジェクトが構築されてきました。たとえば、ドキュメント認証ソリューションやチケット発行プラットフォームなどがあります。
Wavesチームのメンバーは金融機関と密接な関係を築いてきました。ロシアの中央清算機関であるNational Settlement Depositoryは、Wavesを使用して、独自のインハウスブロックチェーンソリューションを開発しました。
カスタムトークンとDAppの促進のために構築されたプロトコルが将来的に市場に受け入れられると見込んでいる投資家なら、WAVES暗号資産をポートフォリオに加えるのも1つの選択肢でしょう。
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それでは次のステップに進み、Wavesを購入してみましょう。