Renとは?(REN)
初心者ガイド
Renは、世界中のユーザーのネットワークにインセンティブを与えることを目指すソフトウェアで、ユーザーは異なるブロックチェーン間で新規または既存の資産の両方を取引できます。
たとえば、ユーザーはスマートコントラクトにビットコイン(またはその他の資産)をロックでき、その見返りに、イーサリアムブロックチェーンで同額のイーサを受け取れます。さらに、ビットコイン保有者はRenを使って、分断型金融(DeFi)製品のイーサリアムのスイートにアクセスすることができますが、その際にビットコインの売却は不要で、ブロックチェーン間での資産転送さえ必要ありません。
ユーザーは、こうしたイーサリアムトークンを使用して、イーサリアムのDeFiエコシステムへの参加までできます。それには、CompoundやAaveなど、貸出と借入を行うレンディングプラットフォームのものも含みます。ユーザーのビットコインは、Renソフトウェア内に常にロックされます。
ユーザーが資産をアンロックしたい場合は、REN暗号資産を使用する必要があります。ネットワークの運営と維持の対価としてノードに支払うことが必要なのです。
Renプロジェクトの最新情報を入手したいユーザーは、Renのロードマップとブログをフォローするとよいでしょう。
Renの開発者とは?
Renは、2017年にソフトウェア開発者のタイヤン・ツァンとルーン・ワンによって創設されました。当初はRepublic Protocolという名前でしたが、2019年にRenにリブランドされました。
2018年、Renは非公開販売を行い、RENトークン供給量の56.5%を販売し、ETHで2,890万ドルを調達しました。この販売の参加者には、Polychain CapitalやFBG Capitalといった投資家が含まれていました。
Renは引き続きトークンの公開販売を行い、供給量の8.6%を販売して、ETHで480万ドルを調達しています。
複数の販売において、合計65.2%のRENトークンが販売され、調達資金は3,000万ドルを超えています。残るトークンは、チームと取締役への割り当て分(19.9%)、コミュニティ開発分(5%)、および会社留保分(9.9%)です。
Renの仕組みは?
Renソフトウェアは、複雑な動作の管理と実行のために、スマートコントラクトコードをRenネットワークにデプロイするカスタムのバーチャルマシンを使用します。
詳しく説明すると、バーチャルマシンとは、分散ネットワーク上で基礎となる情報を明らかにすることなく、計算を実行できる物理コンピューターをエミュレートするものです。
Renバーチャルマシンは、これを達成するために、取引の遮蔽のためにZcashが普及させた暗号化技術zkSnarksと、ノードから情報を隠すために注文を断片化するシャミア秘密分散法を使用します。
Renチームは、この設計により、Renにアクセスする人物は誰でも、自身と自身の取引に関する情報を暴露せずに、どのブロックチェーンのアプリケーションにでも資金を割り当てられると主張しています。
DarkNode
Renバーチャルマシンは、DarkNodeというコンピューターネットワークによって維持されます。スマートコントラクトに特定量のRENトークンをロックアップできるなら、誰でもDarkNodeを実行できます。
Ren DarkNodeは、ネットワークに帯域幅、演算パワー、ストレージ容量を提供して、Renバーチャルマシンを動かします。これによって、ユーザーはブロックチェーン間で暗号資産を移動させることができます。
DarkNodeのオペレーターは、ネットワークの維持に貢献するのと引き換えに、ネットワーク手数料からRENトークンの形でリワードを受け取ります。
RenBridges
Renバーチャルマシンは、ブロックチェーン間で資産をスワップするために、チェーン上のトークンを受け取り、RenBridgeを通じて、別のチェーン上のもとのトークンに対応する新しいトークンを作成します。
たとえば、あるユーザーがビットコインをRenVMに送付すると、RenVMはイーサリアム上に、もとのビットコインに対応する新しいトークンrenBTCを作成します。Renバーチャルマシンはもとの資金をストレージに保存し、ユーザーがビットコインの回収を望んだ場合にプロセスを逆行できるようにします。
2020年現在、Renバーチャルマシンでは、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、およびZcashのイーサリアムへのスワップが可能です。2020年5月のRenバーチャルマシンのリリース以来、12億ドル相当のこうした資産がスワップされています。
なぜRENに価値があるのか?
Renのネイティブ暗号資産RENは、Renネットワークでの売買の支払に必要です。
DarkNodeのオペレーターがノードを運営するためには、10万RENをステーキングする必要があります。DarkNodeを動かすためにはRENトークンが必要で、RENの最大供給量が10億RENであるため、運営可能なDarkNodeの数は限られています。これが、RENトークンの需要拡大に寄与する可能性があります。
他の暗号資産とは異なり、Renのプラットフォームにアクセスするユーザーは、RENを購入して保有する必要がありません。その代わりに、ユーザーは経済活動を行うブロックチェーンの暗号資産で手数料を支払います。
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RENを使用すべき理由
RENの支持者は、ポートフォリオの保有暗号資産が何であるかにかかわらず、希望のブロックチェーンの経済活動に参加できることに引きつけられることでしょう。
ブロックチェーン上で実行中のあらゆるアプリケーションとプロトコルにアクセスしたいユーザーにとってRENのサービスは価値があると信じるユーザーなら、RENの使用を考慮する可能性があります。
RENを購入してみる
それでは次のステップに進み、すぐにRENを購入してみましょう。